「肺年齢」とは
「肺年齢」とは一秒間に吐ける息の量(一秒量)から、標準の方に比べて自分の呼吸機能がどの程度であるかを確認して頂くための目安です。一秒量の標準値は、性・年令・身長によって異なり、20歳代をピークに加齢とともに減少します。肺年齢を知ることで肺の健康意識を高め、健康維持や禁煙治療、呼吸器疾患の早期発見・治療に活用することが出来ます。当院の「肺年齢」対応スパイロメトリーにより、簡単に計測することが出来ます。
わが国では40歳以上の約10人に1人がCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と推定されています。COPDは肺の生活習慣病であり、主な原因は喫煙とされ、肺への空気の通りが慢性的に悪くなりゆっくりと進行していく疾患です。初期の段階では症状を自覚しにくいため、早期診断には呼吸器機能検査が不可欠です。肺年齢を知ることで早期診断・早期治療が可能となります。